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メニエール病とメニエール症候群の違い

メニエール病とメニエール症候群は原因が違う

メニエール病とメニエール症候群って、言い回しが似ていて混乱してしまいすよね。簡単に言ってしまえば、この2つの違いは症候群の違いです。この違いを踏まえながら、メニエール病について学んでみましょう。

メニエール病とは

「病」とは、ある症状が起こる原因がはっきりわかっているものにつけられる病名のことです。病名といっても、全ての病名が○○病というわけではなく、インフルエンザや麻疹なども病気に含まれます。

では、インフルエンザという病気で考えてみましょう。インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に侵入することで発症する感染症です。ウイルスが喉に入れば咳がでますし、喉に入れば鼻水がでます。

このように咳や鼻水の原因はウイルスであることがはっきりとわかりますよね。

次に、メニエール病について考えてみます。メニエール病の症状はめまい、耳鳴り、耳閉感、難聴です。これらの症状は、耳の内耳という部分にリンパ液が溜まりすぎることによって引き起こされる病気です。

このようにメニエール病の症状は、内耳にリンパ液が溜まりすぎることが原因であるということがわかっているので、○○病という診断名をつけて定義されています。

メニエール症候群とは

「症候群」は、いくつかの症状がみられるがその症状の原因がはっきりとわからない場合に用いられる言葉です。

例えば、女性に多い月経前症候群で考えてみましょう。女性は月経の1~2週間前になると、イライラしたり、食欲がでたり、にきびができたりといったさまざまな症状があらわれます。

こういった症状は、月経前にあらわれるということはわかっていますが、なぜこのような症状がでるのかという正確な原因はわかっていません。そのため、月経前症候群と呼ばれています。

次に、メニエール症候群で考えてみます。

メニエール病の主症状を訴える患者が病院に来たとします。そこで、医師はその患者がメニエール病かどうか調べるために、さまざまな検査を行います。その検査の結果、内耳のリンパ水腫を認めなかった場合、メニエール病と診断することができません。

しかし、メニエール病のような症状がみられる。こういった場合に、その患者をメニエール症候群と診断することがあります。

つまり、メニエール病の症状は見られるけれど、原因がはっきりしないものをメニエール症候群と呼ぶことがあります。

メニエール症候群の恐ろしさ

  • メニエール病       原因が内耳のリンパ水腫である
  • メニエール症候群     内耳のリンパ水腫が認められない

メニエール症候群は、内耳に原因があるとわかっているメニエール病とは異なり、その原因がはっきりとわかりません。

つまり、メニエール症候群には他の病気が隠れている可能性があります。そのため、もしメニエール症候群という診断を受けた場合は、耳鼻科だけでなく、脳神経外科や循環器内科を受診して、他の病気の可能性を調べる必要があります。

4つのめまいと診療科

メニエール症候群には他の病気が隠れている可能性があることを説明しました。その病気の可能性は、めまいの種類によってある程度目星をつけることができます。

めまいの種類によって、受診すべき診療科も異なります。それぞれのめまいについて学んでみましょう。

めまいの種類 原因のある器官 受診すべき診療科
①回転性のめまい 内耳 中耳 耳鼻科 耳鼻咽喉科
②浮動性のめまい 脳神経外科 神経内科
③全身性のめまい 腎臓・心臓・自律神経系 泌尿器科 循環器内科
④原因のわからないめまい 精神的なもの 心療内科

①回転性のめまい

回転性のめまいの特徴は、周りの景色がグルグル回るような症状があることです。例えるなら、遊園地のコーヒーカップに乗った後のようなめまいです。メニエール病のめまいもこれに当たります。

回転性のめまいの原因は、内耳にあると考えられます。内耳には、簡単に説明するならば、身体の傾きや回転速度などを把握する役割があります。乗り物酔いで有名な三半規管もこの内耳に含まれます。

回転性のめまいは、めまいと一緒に、難聴や耳鳴り、耳の中が詰まった感じがするといった症状が一緒にでることが特徴です。

こういった症状が強くでた場合は、その症状に伴って嘔吐してしまうこともあります。

つまり、メニエール病の症状は乗り物酔いの症状とほとんど同じと考えておけば、早期発見にも繋がりますね。

回転性のめまいがあるとメニエール病だけでなく、慢性中耳炎の可能性もあるので、早めに耳鼻科を受診しましょう。

②浮動性のめまい

浮動性のめまいの特徴は、身体がフワフワと浮ついたように感じることです。宙に浮いて、雲の上を歩いているような感覚があります。

このめまいの原因は脳、特に小脳にあると考えられます。脳や小脳には、筋肉の運動を調整する働きがあるため、この部分が障害を受けると身体の筋肉が上手く動かせなくなって、浮ついたような感覚に襲われます。

まためまいに伴って、ろれつが回らなくなったり、物が二重に見えたり、片方の手足が動かせなくなったりといった症状がみられることも、この浮動性のめまいの特徴です。

こういった症状が見られる場合は命にかかわることがあるので、すぐに脳神経外科を受診するか、救急車を呼びましょう。

ちなみに、メニエール病は命に関わる病気ではないので安心してください。

③全身性のめまい

全身性のめまいは、めまいの中でも殆どの人が経験したことのあるめまいです。しゃがんだ状態から急に立ち上がったときに目の前が暗くなって、めまいを覚えた経験はありませんか?それは全身性のめまいです。

全身性のめまいには、血液の量がうまく調整できないような疾患(腎臓・心臓に関係する病気)が隠れていることがあります。

他にも、例えば夏場の水分補給不足で血液量が減ってしまったり(循環血流量の減少)、しゃがんだ姿勢から急に立ち上がることによって急激に血圧が変化したり(起立性低血圧)といったことが原因でめまいをおこすこともあります。

しかし、全身性のめまいに加えて不整脈を伴う場合は、心臓にトラブルがある可能性があるので循環器内科を受診した方がいいです。

尿がでない、尿の回数が極端に減った、血尿がでたといった症状を伴う場合は、腎臓にトラブルがある可能性があるので泌尿器科を受診しましょう。

④原因がわからないめまい

めまいには、どうしてもはっきりとした原因がわからないこともあります。どれだけ、検査をしても身体の臓器は健康でめまいの原因がわからない場合は、精神的な疾患が隠れていることがあります。

どうしても原因がわからない場合は、心療内科を受診してみてください。めまいそのものによるストレスが続く場合、それが原因でうつ病になってしまうことだってあるんですよ。

耳鼻科を受診するタイミングが大切

メニエール病を疑って病院へ行く場合は、なるべく症状がでた当日から3日目以内には受診するようにしましょう。

なぜなら、たとえ症状があったとしても、時間が経つと正しい検査結果を得ることができない場合があるからです。

しかし、症状がでて3日を過ぎてしまった方であっても、メニエール病を疑う場合は耳鼻科を受診しましょう。その際は下記のことに注意して症状を伝えると、医師の診断に役立ちますよ。

  • いつ症状があったか
  • どれくらい症状が継続したか
  • その症状は繰り返しおきているか(何日ごとに)
  • どのようなめまいがあるか(上記のめまいの種類を参考に)

アロマ療法で自律神経を整える

上記で述べたようにめまいの原因はさまざまです。しかし原因のはっきりしないめまいの原因として、もっとも有力なのはストレスだと考えられています。

アロマ療法にはリラックスすることで自律神経の乱れを整えて、ストレスを解消する効果があるんです。

オススメのハーブ

ジャスミン

ジャスミンの香りには身体の筋緊張を取り除いて、不眠を改善する効果があります。就寝前に温かいジャスミンティーを飲むと、身体を温めて自律神経のバランスを整えて、めまいの改善につながります。

サンダルウッド

サンダルウッドには、ストレスによるいらだちを抑えてくれる効果があります。気分が落ち着かないときやそわそわするときにハーブティーにして飲むと効果がありますよ。

バレリアン

バレリアンには不安な気持ちを和らげてくれる効果があります。不安が強い場合に、アロママッサージで使うと心がやすらぎます。

ベルガモット

ベルガモットには、ストレスによる胃や腸の乱れを整えてくれます。よくアールグレイとして販売されているので、胃もたれがする時にアールグレイティーを飲むと良いですよ。

芳香浴(アロマバス)でも効果がある

上記のオイルは芳香浴として使うことでも効果があります。マグカップを使えば気軽に芳香浴を楽しむことができます。マグカップに沸騰したお湯を入れて、アロマオイルを1~2滴落とします。すると蒸気と一緒にアロマの香りが立ちこめます。

まとめ

ストレスはめまいを引き起こすだけでなく、さまざまな不調を引き起こします。そのためストレスを改善すれば、原因がわからないめまいを改善することができます。めまいに悩んでいる方は、一度アロマ療法を試してみることをおすすめします。

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