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メニエールと似た病気

こちらでは、メニエール病と間違われやすい、症状が似た病気についてご紹介しています。

遅発性内リンパ水腫

遅発性内リンパ水腫は難病指定されている疾患のひとつで、原因は解明されていませんが、内耳にリンパ水腫が引き起こされることが原因だと考えられています。

日本で発症している人は4,000~5,000人ほどいると言われており、2012年のデータで40,000~60,000人ほどとされていたメニエール病よりも稀な疾患だと言えます。

参考:難病情報センター「遅発性内リンパ水腫(指定難病305)」
http://www.nanbyou.or.jp/entry/148

参考:渡辺行雄「メニエール病診療最近の動向」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/115/9/115_866/_pdf

メニエール病と似ている点

遅発性内リンパ水腫の症状は次のようなものが特徴的で、いずれもメニエール病の症状とほとんど同じです。

  • 難聴が発生する
  • めまいを伴う
  • 耳鳴りが起きる
  • 耳の閉塞感

どちらの疾患も、原因は内リンパ水腫が引き起こされることにあるので、疾患としてはかなり似ています。

難聴と耳鳴りが発生してからめまい症状が起きるという点、そして原因も含めて、遅発性内リンパ水腫はメニエール病と最も似た病気であると言えるでしょう。

メニエール病と異なる点

メニエール病の場合は耳鳴りや耳の閉塞感が起きた後、すぐにめまいが起きることが多く、場合によってはめまいと耳鳴り、難聴などの症状が同時に発生することもあります。

ところが、遅発性内リンパ水腫の場合は重度の難聴が続いた後、数年後に初めてめまい症状が起きるという点が一番の違いです。

また、遅発性内リンパ水腫では回転性のめまいを伴いますが、メニエール病では回転性ではなく誘導性の場合があるという点も異なっています。

前庭神経炎

前庭神経炎は主に三半規管や耳石器官にヘルペスウイルスが感染することによって起こります。ただし、それ以上の原因ははっきりと分かっていません。

少し前のデータですが、1999年の患者数はメニエール病の1/4程度と言われており、発症する確率はメニエール病よりも低い疾患です。メニエール病の患者数は年々増えていると言われているので、現在では患者数の差はもう少し大きくなっている可能性もあります。

参考:飯田政弘「前庭神経炎について」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jser1971/60/4/60_4_258/_pdf

メニエール病と似ている点

メニエール病と似ている点としては、突然めまい症状が起きるという点です。

激しいめまいが数日間継続して起こり、その後もめまいの発作を繰り返し、立ち上がることもできないくらいの状態になります。救急車で運ばれる人もいるくらいの激しいめまいである点も、メニエール病と似ています。

めまいは回転性の場合もありますが、体がふらつくような動揺性のめまいがあるという点も似ています。また、めまいによって吐き気や嘔吐を伴うことがあるという点も同じです。

メニエール病と異なる点

前庭神経炎は突然めまいが起きるという点ではメニエール病と似ていますが、よく観察してみると、症状自体が異なるということに気がつきます。

メニエール病では耳鳴りや難聴症状が起こりますが、前庭神経炎では耳に症状が出ることはないと言われています。そのため、めまい症状のみであれば、前庭神経炎を疑えるでしょう。

また、原因も異なっており、メニエール病は内耳の内リンパ水腫が原因となりますが、前庭神経炎では内耳や内耳にヘルペスウイルスが感染し、脳と内耳との神経に障害が起きることが原因だと考えられています。

聴神経腫瘍

聴神経腫瘍は耳の疾患ではなく脳の疾患です。脳の聴力に関わる神経の周りに腫瘍ができることが原因で、疾患の種類としては脳腫瘍となります。

聴神経腫瘍は脳腫瘍と診断される患者数の10%ほどと言われており、2005年の脳腫瘍患者数は約15,300人なので、年間で約1,500人が発症することになります。

参考:一般社団法人日本ガンマナイフ学会「聴神経腫瘍」
http://www.gamma-knife.jp/case/detail/at.html

参考:東京医科大学脳神経外科「脳腫瘍総論」
http://team.tokyo-med.ac.jp/nou/neuro/disease01.html

メニエール病と似ている点

聴神経腫瘍では次のような症状が発生し、メニエール病と非常に似ていることがわかります。

  • 聴力が低下する
  • 耳鳴りが起きる
  • 突発性難聴が起きる場合もある
  • 腫瘍が大きい場合めまいを伴う

初期症状は聴力が低下することで、その後めまいが発生するという経過も似ています。難聴や耳鳴りが引き起こされるという点でも同じです。

メニエール病と異なる点

聴神経腫瘍では、初期症状の聴力低下は気づかないことも多いくらいに小さなものです。人ごみの中での会話が聞こえづらいというくらいのもので、メニエール病の方が突然耳への症状が現れます。

また、めまいは症状が進行してからでないと感じないので、難聴のすぐ後にめまいが起きるメニエール病とは症状の出方が異なります。

聴神経腫瘍の腫瘍が大きくなってくると、顔面の麻痺や頭痛、視界が二重になるなどの症状が発生して、平衡感覚がなくなるため真っすぐ歩くことができなくなる場合もあります。

メニエール病ではこのような症状は出てこないため、明らかに異なっている点だと言えるでしょう。

良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症は通称「BPPV」と呼ばれ、ある特定の頭位をとった時にめまいがおこる病気です。めまいを訴える患者さんの多くが良性発作性頭位めまいと診断されています。

めまいが起こるタイミングは人によって異なりますが、例えば起床時や前かがみになった時などに回転性のめまいが短時間起こります。この時起こるめまいは数十秒から長くても数分程度で、あまり長く続かないことも特徴。

この病気には内耳に存在する「耳石」が関係しています。耳石とは、耳の奥にある重力を感知する「耳石器」という場所にある、小さなカルシウム結晶のこと。この耳石が何らかの理由で剥がれ落ち、それが内耳にある「半規管」という場所に入り込んで動くことで半規管を刺激し、めまいが起きてしまいます。

耳石が剥がれ落ちてしまう明確な原因は不明ですが、更年期以後の女性に多く見られることから加齢や女性ホルモンの低下も原因の一つとして考えられています。また、同じ姿勢を長時間続ける、運動不足といった生活習慣も発症の原因となると言われています。

参考:奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外化学 めまいセンター
http://www.naramed-u.ac.jp/~oto/patient/memai-center.html

メニエール病と似ている点

良性発作性頭位めまい症とメニエール病に共通する症状としては、下記の点が挙げられます。

  • 回転性のめまいを伴う

めまいを大きく分けると「回転性めまい」と「非回転性めまい」の2種類に分かれます。良性発作性頭位めまい症もメニエール病も、自分自身や周囲がぐるぐると回っているように感じる回転性めまいが起こります。

メニエール病と異なる点

メニエール病と大きく異なる点としては、下記の点が挙げられます。

  • 聴覚症状(耳鳴り、耳閉感、難聴)を生じない
  • めまい症状がすぐに収まる

良性発作性頭位めまい症は、聞こえが悪い、耳が詰まった感じがする、耳鳴りといった耳に関する症状は起こりませんが、メニエール病の場合には耳の症状が起こるという大きな特徴があります。

また、メニエール病の場合はめまいの症状が長時間続くのも特徴。その多くは20分以上のめまいが続きます。それに対し、良性発作性頭位めまい症の場合は数十秒から数分程度のめまいで症状が収まることがほとんどです。

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苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
真武湯(シンブトウ)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)
釣藤散(チョウトウサン)
当帰芍薬散料(トウキシャクヤクサンリョウ)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
女神散(ニョシンサン)
香蘇散(コウソサン)
麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
桂枝芍薬知母湯(ケイシシャクヤクチモトウ)
柴朴湯(サイボクトウ)
通導散(ツウドウサン)
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