メニエール病の原因、症状と治療法がよくわかる改善ガイド

病気の基礎知識から克服方法までメニエール病を知るサイト

メニエール病の原因・症状・治療ガイド » メニエール病とは? » メニエール病の完治

メニエール病の完治

メニエール病における完治の考え方とは?

メニエール病は、ひどいめまいに悩まされ、日常生活に支障をきたすためとても辛いものです。いつ治るのか、と悩まされることも少なくないでしょう。そこでこの記事ではメニエール病における「完治」の考え方を説明していきます。

メニエール病は「完治」ではなく「寛解」を目指すもの

メニエール病の症状には個人差があり、症状が突然なくなり再発もなかった人もいれば、何度も再発して症状がひどくなっていくケースもあります。中には慢性的な難聴や聴覚障害に至るケースも報告されています。

メニエール病は、一度おさまっても将来再発する可能性がないとは言えません。そのため、症状が解消されても「完治」とは言わず、症状が治まるという意味で「寛解(かんかい)」と表現されるのが一般的。ですから、メニエール病の治療を行う上ではこの寛解を目指します。

ただし、個人差が大きく一度症状がなくなった後に再発しない可能性もあり、結果的に完治と同じ扱いになる場合もあります。

完治を目指すには

では、メニエール病の完治を目指すためにはどんなことを心がけると良いのでしょうか。

症状がおさまりやすいとされる条件

下記の条件に当てはまる場合、比較的症状がおさまりやすいと言われています。

  • 症状が出てから2週間以内に治療を開始する
  • 初回受診時の難聴が高度(90デシベル以上)ではない
  • めまいがない
  • 比較的年齢が若い

早期発見が完治を目指す鍵

メニエール病の治療をうまく進めるには早期発見が鍵。下記の初期症状を見逃さないことが大切です。

  • 立って目を閉じているとぐるぐる回転するめまいがある
  • フワフワ浮いているようなめまい
  • 「ブーン」という耳鳴りや耳が詰まったように感じがある
  • 低い音、声が聞き取りにくい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 傾斜感

症状が固定化する前に治療を開始することが大切です。

このような症状があれば、メニエール病の可能性があります。そのほか、人によっては冷や汗・動悸・下痢・肩こり・しびれなどの症状も起こるようなので、心当たりのある人はすぐに対策を取るようにしましょう。

※初期症状の詳しい説明は「メニエール病の初期症状」ページを参考にしてください。

治療について

メニエール病を発症した場合には、耳鼻科やめまい専門外来で下記のような治療が行われます。

薬物の処方を中心とした治療

現在は薬物療法を中心とした治療法が一般的となっています。

医師からメニエール病を診断されると、状態に応じて抗めまい薬・血流改善薬や自律神経調整薬、精神安定剤、利尿薬などの薬で治療します。状態が悪い場合には、入院や手術が行なわれるケースも。

※病院については「めまい外来がある病院」ページを参考にしてください。

※薬については「薬物療法」ページを参考にしてください。

原因は不明ですが、内耳で内リンパ液が増えすぎた状態(内リンパ水腫)になっているため、リンパ水腫を軽減させるためにさまざまな薬剤が処方されます。最も使われるのは利尿剤で、これに抗めまい薬やビタミン剤や血流改善剤を組み合わせることも。まれに入院や手術を行う場合もあります。

また、ストレスや疲労により発症することもあるので、ストレスの解消も大切。睡眠をしっかりと取り、疲労やストレスの軽減を心がける必要があります。

水分摂取療法

北里大学医学部・新世紀医療開発センター・先端医療開発部門・神経内耳科学の長沼英明准教授が2000年から始めた治療。毎日決められた量の水分を飲み、症状を改善させていくもの。下記の量の水分を摂取することで、調査対象122人のうち95パーセントの人がめまいを起こさなくなったというデータがあります。

  • 男性:2〜2.5リットル
  • 女性:1.5〜2リットル

メニエール病には「抗利尿ホルモン」の分泌が関係するため、これまで水分摂取を控えた方が良いと言われてきました。

しかし、脱水状態の時やストレスを受けた時に抗利尿ホルモンの分泌が増えることから、水分を十分に摂取しストレスを軽減して抗利尿ホルモンの分泌を抑制すると、内耳に水が溜まりにくくなり、血液循環も良くなると考えられています。

また、同研究では30パーセントが聴力を改善し、65パーセントが聴力を維持できたというデータもあり、聴力の改善も期待が持てるという結果が出ています。

水分摂取療法のポイントは下記の点となります。

  • 1日の中で分散して飲む
  • 午前中に多めに飲む
  • 就寝2時間前は控える
  • カフェインと塩分が含まれないものを飲む

注意点として、大量の水分摂取を行うと心臓と腎臓に持病がある場合ダメージを与える危険があります。そのため、治療を始める前には専門医とよく相談することが必要です。

治療期間

メニエール病の治療期間は、1ヶ月程度だと言われています。ただし、受診や発見が遅くなった場合は、長期治療になる可能性もあるので注意が必要です。検査で入院が必要と判断され場合は、1週間程度入院しなければなりません。治療後は3ヶ月~1年ほど観察期間を設けて、再発がなければ寛解となります。

メニエール病の症状は時間の経過とともに治まるため、そのまま放置してしまいがちです。しかし、再発を繰り返すうちに悪化して治療期間が長引き、最悪の場合は耳鳴りや聞こえづらくなどの後遺症が残る可能性もあります。そのような避けるためにも、異変を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献

自分の症状でわかる
メニエール病チェック
メニエール病とは?
メニエール病の初期症状
メニエール病の原因
予防
めまい発生時の対処法
耳鳴り発生時の対処法
生理前のめまい
診断基準
症状の進行
仕事は続けられるか
ヘルペスウィルス説について
パニック障害との違い
突発性難聴との違い
メニエール病にかかった芸能人
メニエール病Q&A
メニエール病とメニエール症候群の違い
メニエール病を発症しやすい人はどんな人?
メニエール病の助成金・補助金はある?
メニエール病と年齢の関係
メニエールと似た病気
メニエール病は難病認定されているのか
メニエール病の完治
めまいと貧血の関連性
めまいの種類
メニエール病が発生しやすい季節がある?
メニエール病は遺伝?
メニエール病の治療方法
栄養療法
サプリメントで予防
メニエール病の症状を緩和する栄養療法に基づいた食事
メニエール病の治療で
使われる薬の種類と効果
イソバイド(イソソルビド製剤)
メニレットゼリー
プレドニン錠
セファドール
ATP製剤
ストミンA
メリスロン錠
トリノシン顆粒
ナウゼリン
プリンペラン
トラベルミン
メイラックス
ジフェニドール「トーワ」
コンスタン
フロセミド
リンデロン
カルナクリン
ドラマミン
ダイアモックス
ソラナックス
リーゼ
コートリル
カリクレイン
メチコバール
デパス
サアミオン
セロクラール
ケタス
グランダキシン
ハイゼット
イソメニール
ドプス
ピーゼットシー
ピレチア
メイロン
メニエール病の治療で
使われる漢方
五苓散(ゴレイサン)
苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
真武湯(シンブトウ)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)
釣藤散(チョウトウサン)
当帰芍薬散料(トウキシャクヤクサンリョウ)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
女神散(ニョシンサン)
香蘇散(コウソサン)
麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
桂枝芍薬知母湯(ケイシシャクヤクチモトウ)
柴朴湯(サイボクトウ)
通導散(ツウドウサン)
メニエール病の治療ができるめまい外来がある病院
もちづき耳鼻咽喉科
AIC八重洲クリニック
銀座内科・神経内科クリニック
東京ミッドタウンクリニック
東京頭痛クリニック
和心会クリニック
大橋病院
日本橋大河原クリニック
戸田ファミリア耳鼻咽喉科
札幌禎心会病院
慶友銀座クリニック
しのろ耳鼻咽喉科クリニック
東京脳神経センター
やべ耳鼻咽喉科 表参道
小林耳鼻咽喉科内科クリニック
いがらし耳鼻咽喉科・めまいクリニック
古河赤十字病院 耳鼻咽喉科の特徴
大柿耳鼻咽喉科医院
日本赤十字社秋田赤十字病院 耳鼻咽喉科めまいセンター
群馬大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
埼玉医科大学 耳鼻咽喉科
しばさき耳鼻咽喉科
目白大学耳科学研究所クリニック
耳鼻咽喉科 渡辺医院
メニエール病を
治療するための手術
内耳破壊手術
内リンパ嚢開放術
メニエール病によいと
される栄養成分カタログ
酵素
アミノ酸
ギャバ
ギンコライド
ルスコゲニン
ビタミン
マグネシウム
鉄分
メニエール病の
種類をリサーチ
蝸牛型メニエール病
前庭型メニエール病
両側性メニエール病
レルモワイエ症候群
編集方針
このページの上部へ ▲