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メニエール病を治療するための手術

メニエール病の手術を受ける人の割合

難治性のメニエール病や薬物治療に反応しないとき、手術的治療が行われることになります。

メニエール病は発症してから1年程度でめまいが減少する傾向にあり、その10年後にはめまいの頻度がほとんど一定に。20年、30年ごとにどんどん減っていくのが特徴です。薬物治療を選択した場合、その再発率は20~30%。インフォームドコンセントを実施し、手術を受けることを決意する患者の割合は約20%です。

手術法に関しては年齢・聴力レベル・重症度・対側耳の状態・経済的要素・社会的要素などをあらゆる要素を考えたうえで決定されます。

米国ANSによる203名の会員へのアンケートでは、薬物療法をはじめとした保存的治療を行った後に内リンパ嚢手術を行っている人は50%。鼓室内GM治療を行った人が38%、Meniettの中耳加圧治療は9%、前庭神経切断術は2%という結果になりました。

内リンパ嚢解放術

1926年から開始された内リンパ嚢解放術は、外科治療の第1選択とされている手術法です。現在はメニエール病の手術法の1つとして支持されています。

内リンパ嚢解放術では内リンパに穴を開けたあと、リンパ圧を減圧する手術法が一般的。めまいの発作が70%の方で改善されます。内リンパ嚢を開放したのち、腔にたまっている滲出液・膿・血液を排出する手術や、後頭蓋窩硬膜と内リンパ嚢の減圧のみを行う手術、内リンパ嚢をそのまま摘出する手術など昔から今まで改良され続けています。

治療後の聴力改善率は30%~50%。聴力改善+不変を合わせると70%~80%で、残りの20%~30%は悪化しているとされています。

再発に関しては短期間で10%~15%で、長期成績では30%~40%となっています。再手術の治療成績は初回手術とほぼ同じ割合です。めまいの再発率は5~17%だと報告されており、その場合は迷路破壊術や前庭神経切断術といった別の手術法が適応されます。

内リンパ嚢開放術
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前庭神経切断術・迷路破壊術

メニエール病の手術法の中でも治療効果が高いといわれている前庭神経切断術および迷路破壊術。メニエール法の手術の中で、最も身体へのダメージが大きい治療とも言われています。

前庭神経切断術は、聴覚の神経を傷付けることなく、前庭神経を切断する手術法です。前庭神経までたどり着くまでに経中頭蓋窩法、後迷路法、後S状静脈洞法などさまざまな方法が用いられます。

治療後の改善率は90%で、再発率は極めて低い状態。ただ、手術において前庭神経が十分に切断されていない、あるいは蝸牛神経と前庭神経の分離が不十分という場合は再発する可能性があります。

迷路破壊術は最も古いメニエール病の手術法です。側頭部にある乳突を削開したのち、内耳に存在する前半規官・後半規官・外側半規官を破壊。その後、内耳神経・中間神経・顔面神経などの通路とされている内耳道を開放し、小脳を傷つけにくい経迷路法で前庭神経切断を行います。

もし聴覚過敏や耳鳴といった蝸牛症状が激しい場合は、同時に蝸牛神経も切断することも。それによって内耳機能がすべて廃絶することになります。成功率は97%~100%と、難治性メニエール病にも適応できる治療法と言えるでしょう。

内耳破壊手術(前庭神経切断術・迷路破壊術)
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ゲンタマイシン・ストレプトマイシン(GM・SM)治療

「ゲンタマイシン」と「ストレプトマイシン」の2つの抗生物質を使って治療を行います。

侵襲が小さく、少ない医療費で治療を受けられるのが特徴です。難治性のメニエール病の手術的治療の中で特に注目されているのが、ゲンタマイシン(GM)治療。GM鼓室内注入術で鼓膜を切開した後、チュービングします。その後、鼓膜からゲンタマイシンを数回に分け注入。カテーテルを使いながら、内耳と中耳の間にある正円窓窩に接着させて持続的にゲンタマイシンを流し込んでいきます。

外測半規管ストレプトマイシン(SM)治療では、耳後部皮膚切開した後に単純性乳突削開術を実施。ドリルで骨性半規管に小さな穴を開けて半規管を露出したのち、ストレプトマイシンを注入していきます。

この方法でめまいが制御される確率は70%~100%で、内リンパ嚢手術と同じかそれ以上の高い治療効果があります。手術によって起こる聴力への影響に関して、投与回数や使用濃度、pH調整、設定など改良されているものの、20~30%の症例で難聴が進行したとの報告があります。そのため、聴力が低下することが懸念される方は長期的な検討が必要です。

この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献・脚注

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桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)
釣藤散(チョウトウサン)
当帰芍薬散料(トウキシャクヤクサンリョウ)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
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