酵素、アミノ酸、ギャバ、ギンコライドなどメニエール病の症状緩和・予防に効果があるといわれる栄養成分をリサーチしました。
病気の症状緩和や予防に効果がある5種類の栄養成分を紹介します。
酵素には、消化酵素と代謝酵素、食物酵素の3つの種類があります。
酵素そのものはたくさんの種類があり、それぞれに特徴的な働きを持っています。
ただ、もともと体に備わっている酵素は徐々に減っていきますので、食物から酵素を補充することが必要です。
食物酵素は体内で体に備わった酵素の手助けをするので、体が活発に活動を始め、めまいや耳鳴りなどの改善に効果を発揮します。
人間の身体の約60%は水分で、残る40%のうち約20%はタンパク質からできています。
そして、このたんぱく質は、20種類しかないアミノ酸が何百個も繋がって構成されています。
ですから、アミノ酸は生きていく上でなくてはならない存在で、不足すると体にさまざまな障害が起こることがわかっていて、適切にアミノ酸を摂ることで不調が改善されて、耳鳴りやめまい、難聴などの症状を緩和する効果があるといわれています。
ギャバは植物や動物にも広く存在するアミノ酸の一種です。
一般的にみられるタンパク質を構成しているアミノ酸とは違って、脳や脊髄など人間にとって重要な部分に多く含まれ神経の作用を伝達するために働く物質とされています。特に、神経をリラックスさせたり興奮した神経を鎮める役割を担っています。
神経や脳の疲れをとり落ち着かせてくれることから、めまいや耳鳴りにも効果を発揮します。
イチョウの葉やギンナンに含まれている成分です。耳慣れない名前ですが、ヨーロッパでは医薬品にも使われています。
とても強い抗酸化作用を持っていることで知られ、血液をサラサラにして血行を良くする効果もあることがわかっています。
その働きによって脳や末梢血管の血流をよくすることからめまいや耳鳴りに効果があると言われています。
ルスコゲニンは、ナギイカダという地中海に生息する植物のエキスに含まれていて、古くからヨーロッパ近郊では血行をよくするお薬として使われていました。
血液をサラサラにするだけでなく、強い抗酸化作用によって体内のコレステロールが酸化するのを防止するなどの効果があるといわれています。
このような働きが、近年めまいや耳鳴りに効果があるとして活用されるようになりました。