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前庭型メニエール病

激しい回転性のめまいの発作を繰り返し起こす前庭型メニエール病の症状、原因、治療方法について説明しています。

前庭型メニエール病の症状

前庭型メニエール病は、難聴や耳鳴りが主な症状である蝸牛型メニエール病と違い、激しい回転性のめまいの発作を繰り返し起こすことが特徴で、発作はかなり長く続きます。

活動期の回転性のめまいだけではなく、非活動期には横に揺れているような動揺性めまいや、フワフワと浮いたように感じる浮動性のめまいを感じることもあります。

そして、1日に何度もめまいを感じているうちに、それがストレスとなり自律神経失調症のめまいを併発することもあります。前庭型メニエール病の検査は蝸牛型メニエール病と同じく、まず最初に低・中音域の聴力が低下しているかどうかを調べます。

原因

めまいだけが起きる前庭型メニエール病の診断は難しく、かつてはめまいを伴う他の病気と間違われるケースもありました。現在では、蝸電図が陽性か半規管麻痺の検査が陽性だった場合、内リンパ水腫が原因の前庭型メニエール病と診断されます。

また、回転性のめまいがあっても、めまい発作の時間が短かったり、蝸電図・半規管麻痺検査が陰性なら内リンパ水腫には問題がないと判断され、内耳の血流障害など他の原因によって引き起こされていると診断されます。

蝸牛型メニエール病は、内耳に内リンパ水腫が必ず発見されるので比較的診断しやすいのですが、前庭型メニエール病の場合は内耳性のリンパ腫がみつからないことが多いため、現在でも前庭型メニエール病の診断はなかなか難しいようです。

蝸牛型メニエール病と違って、前庭型メニエール病から一般型メニエール病になることは比較的少ないのですが、その理由は原因が内リンパ水腫以外の原因からなるものが多いからだと言われています。

治療

蝸牛型メニエール病を放置してだんだん悪化していくような、分かりやすい悪化への経緯をたどることは少ないのですが、内耳疾患は早期の診察と適切な処置が不可欠です。

この病気は治る病気なので、めまいを感じたら放置せずにすぐに診察を受け、適切な処置をしてもらって軽いうちに完治させることが重要です。

治療は蝸牛型と同様に、安静にして喫煙や飲酒を控えます。急性期には鎮静剤や制吐剤を用い、慢性期には主に内リンパ水腫の水分を体外へ排出するために利尿剤(イソバイド)が用いられます。他にも症状に応じてビタミン剤、精神安定剤、自律神経調節剤、抗ヒスタミン剤、ステロイドホルモン、漢方薬などが使われます。

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