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トラベルミン

メニエール病や動揺病などに伴うめまいや嘔吐などを改善する「トラベルミン」について、その効果・効能や副作用などをご紹介。使用上の注意点についてもまとめています。

トラベルミンの情報

トラベルミン:添付文書(PDF)

トラベルミンの効能・効果

トラベルミンは、主にメニエール病や動揺病(車酔いや船酔い、飛行機酔いなどの乗り物酔い)に伴う、めまいや吐き気、嘔吐などに効果を発揮します。

国内総計448例について行なわれた臨床試験では、メニエール病や末梢性眩暈症などによるめまいの症状に対して、有効率は86.89%。動揺病に対しては、91.55%の有効率が認められている医薬品です。

主な副作用

トラベルミンには、総症例数448例中39例の副作用報告がされています。主な副作用としては、眠気や倦怠感、めまい、頭痛、神経過敏などの精神神経系。また、消化器官に関する副作用はのどの渇き(口渇)や吐き気、下痢、嘔吐などがあげられます。

重大な副作用

精神神経系や消化器官などへの副作用以外に、皮膚のかゆみや発疹、動悸、排尿困難などの症状が出るケースも。もし体調に異変を感じたり副作用が出たりした場合は、すぐに使用を中止し医療機関を受診することをおすすめします。

トラベルミンの用法・用量

通常成人1回1錠を服用します。追加で服用する場合は、4時間以上間隔をあけて飲むようにしてください。必要によっては1日3~4回ですが、症状や年齢によって飲む量が増減します。15歳未満の小児は服用してはいけません。

薬効・薬理

  1. 興奮鎮静作用
    健康成人に対しての実験的迷路刺激、家兎による実験的迷路性平衡失調に対して、はっきりとした迷路反応鎮静作用が確認されました。また、耳性眩暈(急性発作性眩暈)にも有効性が認められています。
  2. 興奮抑制作用
    イヌによる実験において、薬剤に含まれるジフェンヒドラミンが吐き気や嘔吐の原因である嘔吐中枢に働きかけ、興奮を抑える作用を持つことが確認されています。

トラベルミンの使用上の注意

トラベルミンを服用する際は、噛まずに服用するようにしましょう。噛み砕くと苦みを感じます。また、舌のしびれ感が出る場合もありますので、注意が必要です。

薬剤の入っているPTPシートの誤飲により、シートの硬い鋭角部が食道粘膜を傷つけ合併症を引きおこすケースも報告されています。しっかりとシートの破片がついていないか確認したうえで服用するようにしてください。

禁忌

緑内障の患者は、薬が持つ抗コリン作用が眼圧を上げてしまう恐れがあるため、服用してはいけません。

また、抗コリン作用は尿閉や排尿困難といった泌尿器系の症状を引き起こす可能性も。前立腺肥大などの下部尿路に閉塞性疾患がある患者も使用は控えてください。

慎重投与

以下の患者は、使用する際は医師と良く相談して慎重に服用するようにしてください。

  1. てんかんの患者
    中枢刺激作用により発作を引き起こす場合があるため、注意してください。
  2. 急性腎炎の患者
    薬の効果により腎臓に負担をかけてしまう恐れがあります。
  3. 甲状腺機能亢進症の患者
    甲状腺機能亢進による代謝亢進やカテコールアミンの働きを増強させてしまう可能性があります。

高齢者への投与

一般に高齢者は生理機能が低下しているため、服用する量に注意が必要です。医師に相談し、量を減らすなどして服用するようにしましょう。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の方あるいは妊娠している可能性のある方は、安全性が確立されていないため服用は控えましょう。

乳児に影響を及ぼす可能性があるため、授乳中の場合も服用しないことが望ましいです。やむを得ない場合は授乳を避けてください。

トラベルミンの基本情報

商品名 トラベルミン配合錠
一般名 ジフェンヒドラミンサリチル酸塩・ジプロフィリン錠
薬価・規格 5.8円 (1錠)
薬の形状
製造会社 サンノーバ
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