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ピレチア

メニエール病の症状を緩和する薬剤「ピレチア」。しかし、高い効果を発揮するものの、副作用の可能性があるという難点が。リスクを避けるには薬に関する知識が必要になるので、こちらのページでピレチアの効果・副作用・服用するうえでの注意点を確認してみてください。

ピレチアの情報

ピレチア:添付文書(PDF)

ピレチアの効能・効果

ピレチアはメニエールなどによって起こる耳鳴りなどの症状を抑える薬です。その他、精神疾患の患者に投与される薬で現れたアレルギー症状や、手足が震える・筋肉が硬くなるなどの運動症状を緩和、解熱・鎮痛・睡眠増強・制吐作用なども期待できます。

さらにアレルギー性鼻炎・皮膚疾患によるかゆみ・じんましん・風邪症状の抑制・乗り物酔い・人工冬眠・花粉症などの治療にも用いられます。

主な副作用

眠気・口渇・頭痛・眩暈・倦怠感・耳鳴・視覚障害・不安感・興奮・神経過敏・不眠が報告されています。このような症状に悩まされる場合は医師や薬剤師に必ず相談してください。

重大な副作用

抗精神病または抗うつ剤の併用、ピレチアの減量または服用中止により、発熱・意識障害・筋肉がこわばって硬くなる症状・心拍数の増加・血圧の変動・発汗などの症状が現れる可能性があります。

小児の場合、乳児突然死症候群・、乳児睡眠時無呼吸発作などの症状を引き起こす報告もあるので、注意して使用し、気になることがあれば医師に相談しましょう。

ピレチアの用法・用量

通常、成人はプロメタジン塩酸塩として1回5~25mgを1日1~3回に分けて口から投与します。振戦麻痺、パーキンソニスムには、1日25~200mg。年齢・症状などによって適宜量を調整して経口投与します。

薬効・薬理

  • 抗ヒスタミン作用
    抗ヒスタミン剤を投与することで、様々な動物の組織内に存在する化学物質「ヒスタミン」の作用を抑えることができ、ジフェンヒドラミンの約30倍、トリペレナミンの約15倍の効果が発揮されます。
  • 抗アナフィラキシー作用
    血清により全身の臓器にアレルギー反応を起こし、最悪死亡することもあるアナフィラキシーの症状を抑制します。
  • 抗パーキンソン作用
    手・頭・声などのふるえの症状などに対して、トリヘキシフェニジルという成分の約2.8倍の抑制効果があります。
  • 神経系に対する作用
    中枢神経を抑える作用・強化麻酔・催眠増強・鎮痛・制吐作用・体温下降・鎮痙などの作用があります。

ピレチアの使用上の注意

肝障害のある患者は肝障害の悪化、脱水・栄養不良状態などを伴う患者は悪性症候群を引き起こす場合があります。また、他の薬剤の中毒・腸閉塞・脳腫瘍により嘔吐症状の可能性も。眠気を促す作用があるので、ピレチアを服用している患者は自動車などの運転を控えてください。

禁忌

  • 過去にフェノチアジン系化合物または類似化好物に対して過敏症を発症したことのある患者。
  • 昏睡状態にある患者
  • バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤などに強い影響を与える患者
  • 緑内障の患者
  • 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者
  • 2歳児未満の乳幼児

慎重投与

  • 肝障害の患者に投与すると肝障害の悪化につながります。
  • 脱水症状や栄養不良状態の患者に投与すると悪性症候群にかかりやすくなります。

高齢者への投与

高齢者の方は生理機能が低下しているため、便秘・尿閉などの副作用を引き起こしやすい状態です。一般的な用量よりも少なめに服用しましょう。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦中に投与する安全性が確立されていないので、妊婦または妊婦の可能性のある方には投与しないようにしてください。

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