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ナウゼリン

吐き気を抑制する力を持つナウゼリン。ここではそのナウゼリンの効果・効能や副作用などの情報をまとめています。これから服用する方はぜひご覧ください。

ナウゼリンの情報

ナウゼリン:添付文書(PDF)

ナウゼリンの効能・効果

十二指腸や胃に存在するドーパミンの働きを抑える、乱れた消化管運動を改善する、嘔吐を誘発するCTZ(化学受容器引金帯)に作用するといった働きによっては吐き気を抑えるナウゼリン。

成人には胃下垂や慢性胃炎、胃切除後症候群による嘔吐や吐き気を抑える際に処方されます。子どもの嘔吐症や風邪などによる吐き気の改善に使われることも。メニエールには、めまいと共に吐き気が伴った際にナウゼリンが使われます。

主な副作用

成人の主な副作用は嘔吐をはじめ、便秘や胸やけ、下痢などの消化器系が多く見られます。女性だと乳汁分泌や女性化乳房などの副作用が報告されており、小児は眠気や発疹、錐体外路障害を発症する可能性があるとされています。

重大な副作用

  1. ショック、アナフィラキシー
    顔面浮腫・発疹・呼吸困難・発赤・口唇浮腫といった症状を起こすことがあります。服用中は意識的に体に異変がないか観察しましょう。
  2. 錐体外路症状
    眼球側方発作・振戦・上肢の伸展・後屈頸・筋硬直等といった錐体外路症状が現れることがあります。万が一このような症状が現れたときは使用を中止し、適切な処置を行うといった対策が必要です。
  3. 意識障害、麻痺
    意識障害、麻痺が現れることがあります。この症状が見られた場合は使用を中止し、直ちに医療機関を受診してください。
  4. 肝機能障害、黄疸
    肝機能障害、黄疸が現れることがあります。2つの症状が見られる場合は、使用を中止しましょう。

ナウゼリンの用法・用量

成人

1日3回(1回に10mg)を食前に経口投与します。パーキンソン病の治療薬であるレボドパ製剤を服用している際は1日3回(1回に5~10mg)食前に経口投与しましょう。症状や年齢によって、用法容量が異なります。必ず医師の診断のもと服用してください。

小児

1日3回(1回に1.0~2.0mg/kg)を食前に経口投与します。ただ、小児の場合、1日の投与量を30mg超えないようにしましょう。6歳以上の1日の最高容量は1.0mg/kgです。年齢や体重によって投与量が異なります。

薬効・薬理

胃・十二指腸協調運動促進作用

モルモットによる実験においてナウゼリンは胃で行われる自動運動を活性化させ、十二指腸協調運動や胃前庭部を促進するとされています。

下部食道活約部圧の上昇

ヒトとイヌによる実験において、胃と食道のつなぎ目に存在する筋肉、下部食道括約部圧(LESP)の作用を長時間持続することがわかりました。

胃排出能の正常化

各種上部消化管疾患患者による試験において、胃排出能が遅れていた場合は促進させ、排出し過ぎている場合には抑制させる働きを持っていることがわかりました。よって胃排出能の動きを正常にする働きが認められています。

胃運動促進作用

イヌによる実験によると、胃の収縮力を約2時間増大するという結果が出ています。

ナウゼリンの使用上の注意

ナウゼリンを服用した後は、眠気やふらつき、めまいを生じることがあります。自動車を運転する場合は、操作に注意しましょう。

禁忌

  1. ナウゼリンの成分に対して過敏症になった経験がある方
  2. 妊娠している可能性のある方、妊娠している方
  3. 消化管穿孔や消化管出血、機械的イレウスの方
  4. 乳汁の分泌作用がある「プロラクチン」というホルモンが勝上部分泌される下垂体腫瘍の方

慎重投与

小児や腎障害・肝障害・心疾患のある患者は慎重に投与する必要があります。小児は意識障害やめまいが起こる可能性があり、腎障害・肝障害の患者は副作用が通常より強く発生する可能性があります。

心疾患のある患者は電気的な回復が延長してしまうQT延長に繋がることもあるので、注意しながら投与しましょう。

高齢者への投与

高齢者の方も服用可能ですが、生理機能が低下しているので、服用量を調節する、量を減らすと いった対処をとりましょう。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠している可能性がある方や妊婦の方は投与しないようにしましょう。授乳中の方は大量に服用するのは避けて下さい。動物実験で、催奇形作用が報告されているほか、薬剤が乳汁中へ移行することが報告されています。

ナウゼリンの基本情報

商品名 ナウゼリン錠5
一般名 ドンペリドン錠
薬価・規格 9.8円(5mg1錠)
薬の形状
製造会社 協和発酵キリン
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