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ATP製剤

抗めまい薬として使われるATP製剤について、主な薬剤や効果、副作用を紹介しています。使用上の注意も合わせてまとめました。

ATP製剤の情報 

ATP製剤は体内のエネルギー供給物質ATP(アデノシン三リン酸)を主成分とする薬剤です。主に薬物治療の際は、アデホスコーワ顆粒10%製剤が多く使用されています。

アデホスコーワ顆粒10%:添付文書(PDF)

アデホスコーワ顆粒10%の効能・効果

アデホスコーワ顆粒10%の効能は、血流改善によるめまいの解消、眼精疲労の軽減など。特にメニエール病や内耳障害において、めまいを改善する効果が知られています。

また、筋肉や体内組織の代謝を上げる、脳や臓器の血管を広げるといった働きも確認されているとのこと。他にも頭部外傷の後遺症で起こる頭痛や心不全、慢性胃炎などの症状に効果があり、さまざまな治療に使われます。

アデホスコーワ顆粒10%の副作用

主な副作用

アデホスコーワ顆粒10%における総症例1,920例のうち、35例で副作用が確認されています。主な症状は胃腸障害や悪心、そう痒感など。

ただし臨床検査時に変動は見られないことがわかっています。副作用が出るのはまれなケースですが、あまり多用しないよう気を付けてください。

重大な副作用

アデホスコーワ顆粒10%を摂取して起こる重大な副作用として、気分が落ち着かない、口内炎、食欲不振、頭痛、全身拍動感、脱力感、眠気、便秘傾向、耳鳴などが挙げられます。

アデホスコーワ顆粒10%の用法・用量

アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として、1日40~60mgを3回摂取するのが目安とされています。

メニエール病や内耳障害のめまいを治療する場合は、アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物として1日100mgを3回摂取する必要があります。ただし症状によって摂取量は増減するため、医師の指示に従って服用しましょう。

薬効・薬理

動物実験と臨床試験により、以下の薬効・薬理が確認されています。

  1. 脳や内耳など各種臓器組織の血流量を増加
    ヒトやイヌ、モルモットなどにATP製剤摂取させたところ、血管拡張作用により血流増加が確認されました。
  2. 生体内の代謝活性を増加
    イヌやウサギ、モルモットで生体内の代謝活性が見られることがわかっています。
  3. 筋収縮力の増強
    カエルやラット、健康なヒトの心筋や胃腸管平滑筋の収縮力を強める働きが判明しました。
  4. 神経伝達の効率化をはかる
    ウシガエルに投与したところ、神経伝達の速度が上がり、効率化されることが確認されています。
  5. 内耳機能障害を改善する
    モルモットでの実験で、ストレプトマイシンによる前庭機能障害を抑制し、内耳機能の障害を改善する作用がわかりました。

臨床試験

特に椎骨動脈の循環改善作用は血流障害をもつヒトにも有効で、臨床試験により血液量の増加と血流のバランス調整効果が証明されています。

アデホスコーワ顆粒10%の使用上の注意

アデホスコーワ顆粒10%は耳や脳の血流を改善してめまいを治療する薬剤です。しかし、正しく使用しないと症状の悪化や重い副作用を招くことがあるため、使用上の注意を確認して摂取しましょう。

他の薬と一緒に服用しない

制吐作用を持つため、他の薬物と一緒に服用すると摂りすぎによる中毒症状や腸閉塞、脳腫瘍による嘔吐症状が確認できなくなることがあります。

使用上の注意

アデホスコーワ顆粒10%はめまいの改善や眼精疲労の軽減など、血流の不調によるさまざまな症状の治療に使われる薬剤です。血流の改善だけでなく慢性胃炎や心不全の治療にも多く使われている薬ですが、多用すると副作用を引き起こすおそれがあります。

特に狭心症治療薬と併用する方や生理機能が低下している方は処方時に薬剤の量を減らしたり、服用回数を制限したりといった注意が必要です。

禁忌(薬を使用してはいけない人)

製剤の主成分であるアデノシン三リン酸は体内のエネルギー供給物質として使用されるため、アデホスコーワ顆粒10%には特に禁忌が定められていません。ただし、用法・容量を守らずに服用すると副作用が出るおそれがあるので注意しましょう。

慎重投与

以下の薬剤を使用している方は薬剤の相互作用で心臓に負担をかける可能性があるため、慎重に投与する必要があります。

  • ジピリダモールを服用している方
    狭心症や虚血性心疾患の治療に使われるジピリダモールは、ATP製剤と併用するとアデノシンの血中濃度を上げて心臓血管への作用を強めるおそれがあります。より副作用を起こしやすくなるため、併用する際は医師の指示に従って服用してください。

高齢者への投与

高齢者は生理機能が低下している方が多いため、体内で薬剤が蓄積するおそれがあります。高齢者に投与する場合は医師の指示に従い、薬剤の量や服用回数を減らして服用させてください。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中のアデホスコーワ顆粒10%投与に関する安全性は確立していません。母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響する可能性があるため、妊婦または妊娠している可能性がある方は摂取することを避けたほうがいいでしょう。

アデホスコーワ顆粒10%の基本情報

商品名 アデホスコーワ顆粒10%
一般名 アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物顆粒
薬価・規格 24.9円 (10%/1g)
薬の形状 内服薬(顆粒)
製造会社 興和
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