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通導散(ツウドウサン)

通導散(ツウドウサン)は、月経不順や月経痛、便秘といった婦人科系の問題の改善に期待できます。ここでは、通導散の効能や副作用、使用上の注意点についてまとめているので参考にしてください。

通導散(ツウドウサン)の情報

通導散:添付文書(PDF)

通導散の効能・効果

通導散は、血の巡りをよくする漢方です。血行障害やうっ血などの症状の改善が期待できます。他にも、下腹部の圧痛があって便秘がちな人、月経不順、月経痛、更年期障害といった婦人科系の悩みの改善薬として処方されます。腰痛、高血圧にともなる頭痛やめまいなど、幅広い症状の改善薬にも用いられます。メニエール病からくる頭痛や、めまいに悩める女性の味方になってくれるでしょう。

通導散の副作用

主な副作用

通導散を使用することで、肝機能の異常や、食欲不振、胃部不快感といった消火器系のトラブルといった症状を起こすことがあります。ただし、使用成績調査を行なっていないため副作用の発見頻度に関して明確な調査データはありません。上記のような症状があらわれた場合は、使用を中断してください。

重大な副作用

通導散には、カリウム排泄促進作用があるため、場合によっては重大な副作用を起こすことがあります。血清カリウム値の低下によって、低カリウム血症を起こし、血圧上昇、体重増加等になる偽アルドステロン症といった症状が発症する恐れも。他にも、脱力感や、四股痙攣が続くミオパシーなどが挙げられます。使用中に上記のような体の異変を感じたら、直ちに使用をやめて医療機関を受診しましょう。

通導散の用法・用量

通常、成人の場合、1日7.5gを2~3回に分割して摂取します。使用する人の年齢や体重、症状によって適宜増減されるでしょう。食事前や食事後、食間に摂取することでスムーズに体内へ吸収できます。吸収率を高めるためになるべく水で飲むようにしてください。

薬効・薬理

通導散は、便秘や月経不順、月経痛、更年期障害、腰痛、頭痛、めまいといった婦人科系の悩みに効果をあらわします。血の巡りをよくする働きがあるため、血圧も抑制。また、麻黄(マオウ)を含んでいないため、食欲不振の方でも飲みやすい配合になっています。婦人科系のトラブルに悩んでいる方に多く処方されている漢方です。

通導散の使用上の注意

体質や症状をしっかり把握したうえで使用してください。使用後の経過に注力し、1ヵ月続けても効果が見られない場合は使用を中断しましょう。成分には、甘草(カンゾウ)が含まれているため、カリウムが体外に排出する働きがあります。過剰に排出してしまうと、カリウム不足といった障害を起こす恐れも。そのため、使用期間中は血清カリウム値や血圧値を確認することが大切です。

使用上の注意

禁忌(薬を使用してはいけない人)

通導散は、禁忌に関しての規定はありません。ただし、大黄(ダイオウ)や甘草が含まれているため、他の漢方と併用されていられる人は過剰摂取にならないように気を付けましょう。過剰摂取は副作用のリスクを高めてしまいます。他の漢方と併用を希望される人は医師の診断を受けたうえで使用するかを決めてください。

慎重投与

下痢や軟便の傾向がある人、胃腸が弱い人(食欲不振、胃部不快感、腹痛)、体力が衰えている人は慎重に使用してください。使用することによって、これらの症状を悪化するおそれがあります。医師による判断で、使用するようにしましょう。

高齢者への投与

若年層と比べて、高齢者は胃の生理機能が低下しています。そのため、成人用の量よりも少し減らして摂取するようにしてください。通常通り使用してしまうと、うまく吸収しきれず体に異常を起こす場合があります。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中に投与した場合の安全性についてはデータが不十分ですが、妊娠中の人はなるべく摂取しないようにしてください。漢方に含まれている大黄が骨盤内の臓器に悪影響を及ぼす可能性があります。

通導散の基本情報

  • 一般名:ツムラ通導散エキス顆粒
  • 薬価・規格:8.9円 (1g)
  • 薬の形状:顆粒
  • 製造会社:株式会社ツムラ
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