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釣藤散(チョウトウサン)

メニエール病の症状「耳鳴り」の改善薬として処方されることがある釣藤散について、効果・効能や副作用、使用上の注意などを紹介しています。

釣藤散(チョウトウサン)の情報

釣藤散:添付文書(PDF)

釣藤散の効能・効果

釣藤散は、耳鳴りの治療薬として処方されることがある漢方薬の一つです。釣藤散がもつ血流改善作用が、耳鳴りの原因のひとつである血流悪化にアプローチします。

また高血圧にも効果的で、血圧増加に伴う頭痛や、めまい・肩こりなどの神経症にも効果があるとされています。頭痛に関しては、特に朝起こる頭痛や頭重感に良いそうです。

釣藤散の副作用

主な副作用

釣藤散はまれに副作用が出ることがあります。主な副作用としては、発疹や蕁麻疹等の過敏症、食欲不振や胃の不快感、軟便・下痢・便秘等の消化器系の副作用が報告されています。

このような症状が出た場合は服用を中止し、かかりつけの医療機関を受診することをおすすめします。

重大な副作用

まれに、低カリウム血症や血圧上昇、浮腫、ナトリウム・体液の貯留、体重増加等の偽アルドステロン症という症状が出ることがあるので注意が必要です。

また、低カリウム血症の結果として、筋肉系に異常が出るミオパチーと呼ばれる疾患が出ることがあるので、脱力感や四肢痙攣・麻痺等の症状が出た場合には服用を中止しましょう。

異常を感じた場合には服用を中止し、カリウム剤の投与等、適切な処置を受ける必要があります。

釣藤散の用法・用量

成人の場合1日7.5gを2~3回にわけて服用します。飲むタイミングとしては、食前または食間が推奨されているようです。

なお、この量は年齢や体重、症状によって増減します。症状が強く出ているからといって、自分で量を調整すると副作用が強く出ることもあります。必ず医師や薬剤師に相談して、量を調整してもらいましょう。

薬効・薬理

高血圧が自然発症したラットに投与した実験で、血圧上昇の抑制や、脱血による脳血流量の減少が抑制されたという報告があります。そのほか、耳鳴りに効果があるという学術的報告が複数あります。

釣藤散の使用上の注意

釣藤散を使用する際は他の漢方薬同様、体質や症状を考慮して服用する必要があります。また、症状の改善が見られない場合は、自己判断で量を増やしたり継続せずに医師の指導を受けましょう。

また他の漢方薬を飲んでいる場合、生薬が重複しないよう注意が必要です。自己判断は危険を招くこともあるので、必ず医師に相談してください。

禁忌(薬を使用してはいけない人)

製造元のツムラの情報を調べましたが、現在禁忌の報告はないようです。しかし、一部の患者に重大な副作用が出ることもあるようなので、服用には注意が必要でしょう。

慎重投与

釣藤散エキス顆粒の製品情報によると、慎重投与の対象となる疾病などはないようです。しかし、高齢者は体力が衰えていることが多く、副作用が出やすいことから、慎重に服用することが推奨されています。

高齢者への投与

高齢者への投与は禁止されていませんが、一般的に高齢者は生理機能が低下していることが多いものです。そのため、一般的な用量ではなく、減量したり回数を減らすなど、注意しながら服用する必要があります。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

服用する方が妊婦や産婦の場合は、治療上の有益性がリスクを上回る場合にのみ投与が許されます。しかし、妊婦に対する安全性は確立されていないので、できれば避けたほうがよいでしょう。

授乳中の方については、乳児への影響を考え、医師や薬剤師に相談してください。

釣藤散(釣藤散エキス顆粒)の基本情報

  • 一般名:釣藤散エキス細粒
  • 薬価・規格:15.5円(1g)
  • 薬の形状:顆粒剤
  • 製造会社:ツムラ
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