メニエール病の原因、症状と治療法がよくわかる改善ガイド

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そのつらいめまい…もしやメニエール病の症状!?

メニエール病とは、突発的で激しい回転性のめまいと吐き気が繰り返される病気です。

同時に、耳鳴りや頭痛、難聴を併発します。発作を何度も繰り返すことで平衡感覚が狂い、体の浮遊感や傾斜感を感じることもあります。

初期症状からはなかなか判断ができないメニエール病ですが、発作がおさまるとなんともなくなるので、体調や疲れのせいにして病院に行く人が少ないのが現状です。

まずはセルフチェックでメニエール病診断

この病気は早期に発見・治療することがとても大切。原因不明の耳鳴り・めまい・難聴を感じているなら、まずはセルフチェックで確認をしてみてください。

原因不明の耳鳴り・めまいを感じたら
メニエール病セルフチェック

メニエール病を放置していると、発作が何度もくりかえされ、症状もだんだん悪化していきます。このサイトでは、メニエール病について調べた内容をまとめていますので、病気をしっかり理解して最適な改善方法を見つけてください。

メニエール病の原因とは

imgメニエール病は、耳の構造と大きく関係しています。
人の体には平衡感覚というものが備わっていますが、それを司るのは耳の奥にある三半規管という器官です。

カタツムリのような形をした三半規管の中にはリンパ液が入っていて、この液の傾きや動き方を体が察知して体のバランスを整えたり修正をします。

しかし、何らかの原因でこのリンパ液が増えすぎてしまうと、三半規管の中で液が自由に動けなくなり体の傾き具合などを検知することができなくなります。

これは内リンパ水腫と呼ばれ三半規管が水ぶくれになった状態ですが、なぜリンパ液が増えてしまうのかはまだはっきりわかっていません。

一般的には、ストレスやホルモンバランスの崩れ、過労、睡眠不足、アレルギーなど様々な要因が関係していると言われています。

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代表的な症状は?

imgメニエール病の最も代表的な症状は、突然起こる回転性のめまいです。めまいは30分以上続き、時には数時間続くこともあります。

また、めまいと並行して耳鳴りや耳が詰まったような感じが起こり、さらには低音域が聞き取りづらくなる難聴の症状も見られるようになります。

img酷いめまいのときには、嘔吐や吐き気、冷や汗、動悸などが起こることもあります。進行の程度にもよりますが、耳鳴りや難聴だけでなく耳が詰まった感じや、音が響く感じなど様々な耳の異常が起こることがほとんどです。

また発作は何度も繰り返し、徐々にその頻度が増えて感覚が短くなり、発作の持続時間が長くなるといったことが起こってきます。

発症型と症状の特徴

滋賀医科大学耳鼻咽喉科の研究によると、メニエール病にはめまいのみを発症するケースと、聴力にも影響を及ぼす症状があり、その発症類型によってめまいの発作数や聴力に変化が起きるそうです。発症型は大きく以下の3つのグループに分けることができます。

C発症型

耳鳴りと難聴が続いたあとにめまいの発作が続く。初期に軽度の難聴が見られ、疾患が長く続くほど高度難聴が多くなる。

V発症型

めまいを繰り返すことで発症する。疾患が長く続くと低音障害型の軽度難聴になりやすい。

CV発症型

CとVの症状を併発する。初期の段階から両方の症状が見られ、高音障害型の難聴になりやすい。

滋賀医科大学耳鼻咽喉科で検診されたメニエール病178例のうち、耳鳴りと難聴からはじまるC発症型とCV発症型の人は、発症してから5年未満までは軽度の難聴が続き、5年以上疾患が続いている人は高度難聴になる症例が増えているということが分かりました。一方でめまいから発症したV発症型の人は疾患が続いていても軽度の難聴の症状が多いという統計となっています。

メニエール病は治るのか?

メニエール病は心と身体のストレスが原因と言われていますが、実のところ原因がはっきりしていない病気なんです。

そのため、メニエール病は治療すれば100%治るとは言えません。治ったと思っても再発して症状がぶり返すこともあります。

しかし、早く病気に気づいて治療を始めることで、症状の悪化と再発を防ぐことができます。

メニエール病の4つの初期症状

  • 耳鳴り
  • 耳のくぐもった感じ
  • 音の聞き取りづらさ
  • めまい

上記の4つの症状はメニエール病の初期症状です。まずは、これらの症状について説明します。

耳鳴り

メニエール病で生じることの多い耳鳴りには、以下のようなものがあります。

  • ブーン 低音 近くを昆虫が飛んでいるような音
  • キーン 高音 マイクがハウリングした時のような音
  • シャー 低音 水が勢い良く流れるような音
  • ジー  低音 セミなどの虫が鳴くような音

必ずしも上記のような耳鳴りが聞こえるとは限りません。なぜなら、音の聞こえ方や表現は人それぞれだからです。

耳のくぐもった感じ

耳のくぐもった感じは、医学的に表現すると耳閉感といいます。表現するならば、飛行機が上昇する時や、水の中に深く潜った時に耳の中になにかが詰まったような感じがするのと似ています。

音の聞き取りづらさ

メニエール病には特徴的な難聴の進行パターンがあります。初期の場合は、片耳に症状が出ることが多いです。

  1. 低音域の障害…初めは低い音や声が聞き取りづらくなります。
  2. 高音域の障害…さらに症状が進行すると、高い音や声が聞き取りづらくなります。
  3. 全音域の障害…その後は、低音域と高音域の両方の音が聞き取りづらくなります。
  4. 両側の障害…最終的には反対の耳にも難聴がみられるようになります。

めまい

めまいの中でもとくにみられるのが回転性めまいです。メニエール病の代表的な症状で、きっかけもなしに突然、ぐるぐると視界がまわりだし、平衡感覚がおかしくなります。立っていても横になっていても辛い状態が30分以上続きます。

発作は大体30分から数時間続きますが、冷や汗や吐き気をともない、顔面蒼白になったり、耳鳴りや難聴が起きたりします。滋賀医科大学耳鼻咽喉科によると、メニエール病の特徴には次のような症状が挙げられます。

  • 回転性のめまいを何度も繰り返す
  • なかには回転性でないめまいも見られる
  • めまいの発作中に眼球が右または左に移動し、弧を描くように一気に元の位置に戻る「水平回旋混合性眼振」がみられる
  • めまいを繰り返さなかった場合、めまいをともなう突発性難聴の可能性もある

症状の特徴

メニエール病の特徴は、上記の症状を不規則に何度も繰り返すという点にあります。特に初期の場合は、症状がでても数日から数週間で症状が改善します。

しかし繰り返すほどに、この期間が短くなり症状の持続時間が長くなっていきます。

そのため、治ったと勘違いして治療が遅れると、メニエール病が進行してしまいます。

正確に症状を伝えるポイント

病院を受診しメニエール病の症状を伝える時のコツがあります。

  • その症状は何時から起こっているのか
  • その症状はどれくらい継続したか(どれくらいでおさまったか)
  • その症状は何をしている時に起こったか
  • その症状は週にもしくは月に何回起こるか
  • その症状は繰り返しているか

上記のことを意識して医師に伝えることで、メニエール病の早期発見・早期治療に繋がります。特に、症状が繰り返しているかという部分は、メニエール病の重要な診断基準です。

お医者さんでの診断基準

メニエール病はその症状から他の病気と間違えられやすく、発見が遅れたときには「治療の機会を逃してしまった…」ということも少なくありません。それでは、どんな場合にメニエール病を疑ったほうがいいのでしょうか。

メニエール病の疑いが出ると、まずは内耳だけでなく脳や内臓を検査します。ここで脳や内臓からくるめまいや耳鳴りだった場合、メニエール病以外の疾患が疑われ、その後の精密検査となります。逆に脳や内臓に問題がなかった場合はメニエール病である可能性が高まり、聴力検査を行なって難聴の症状がないかを確かめます。

また吐き気を伴なう場合や動けなくなるほど激しいめまいが起こる場合、メニエール病が疑われて平衡感覚を調べる検査をします。ここで、メニエール病と診断されると薬が処方されて治療がはじまります。ただし、メニエール病をきちんと検査できる病院は少ないので、専門的な知識を有する医師が診断してくれるかを受診の前に問い合せてみると良いでしょう。

国際的な診断基準

メニエール病は国際的な基準があり、それに基づいて発症しているかどうかを診断されます。基準は大きく分けて3つ。「バラニー基準」と「AAO-HNS-1995」「班会議基準2008」基準です。それぞれの症状を表にまとめたので、参考にしてください。

バラニー基準

2015年1月号の JVR(耳鼻咽喉科の国際医学誌)に掲載された新しい基準。日本平衡医学会や欧米の耳鼻咽喉科学会などが参加して作成されたものです。特徴は「メニエール病確実」と「メニエール病疑い」という2つの基準を設けていること。いずれも難聴と耳鳴り関連しためまい発作であることとしています。

メニエール病確実

A 20分から12時間続く、2回以上の回転性めまい発作
B 発作の前、最中、後に少なくとも一度は純音聴力検査で低音から中音の感音難聴が片側にあること。
C 変動する耳症状(難聴、耳鳴りや耳閉塞感)があること
D 他の前庭疾患に該当しない

メニエール病疑い

A 20分から24時間続く、2回以上の回転性めまい発作
B 変動する耳症状(難聴、耳鳴りや耳閉塞感)が患側にあること
C 他の前庭疾患に該当しない

AAO-HNS 1995 基準

アメリカ耳鼻咽喉科学会が作成したもので、これまで最も使われてきた診断基準です。なお、バラニー基準の作成にAAO-HNSも参加しています。

メニエール病確認

メニエール病確実例で死後内リンパ水腫が確認されたもの

メニエール病確実

20分以上続く回転性めまい発作が2回以上、少なくとも一度は聴力検査による聴覚障害が確認されていること、患耳の耳鳴りまたは耳閉感,他の原因疾患が否定

メニエール病疑い

聴力検査による聴覚障害と耳鳴りまたは耳閉感と一回の回転性めまい発作、他の原因疾患が否定

メニエール病見込

聴力障害を伴わない回転性めまいあるいは聴力障害と平衡障害はあるが回転性めまいを伴わないもの、他の原因疾患が否定

メニエール病の改善に成功した口コミ

食事習慣の見直しで症状改善に成功した(40代/女性)

当時、私はあるプロジェクトのリーダーをしていました。期日までに案件を完成させるために、毎日残業が続いていました。

そんな時に、右耳が耳鳴りを覚えました。最初はすぐにおさまったんですけど、次の日も耳鳴りがしたので、自分の症状について調べてみたらメニエール病の症状に当てはまりました。

放置しておくと症状が進行することがわかったので、すぐに病院を受診しました。病院で食生活を改善するようにいわれたのですが、仕事が忙しくてなかなかバランスの良い食事をとることができませんでした。

そこで、サプリメントを活用して食事の栄養バランスを補うようにしたら、耳鳴りが少しずつ改善していきました。今では症状がでることもなく過ごせています。

睡眠の見直しで症状改善に成功(30代/女性)

いつものように朝起きると、左耳にシャーという耳鳴りと、なにかものが詰まったような感じがありました。

でも朝の支度をしている間に治ったので、そんなに気にしていませんでした。それ以来、1週間に1回くらい耳鳴りと耳が詰まった感じを繰り返すようになりました。メニエール病の症状に耳鳴りがあったので、なんだか不安でした。

最近忙しくて寝つきが悪かったので、そのせいかと思って睡眠の30分前から部屋の明かりを落として、携帯電話やテレビの強い光が目に入らないようにしました。そうしたら、寝付きも良くなって耳鳴りもなくなりました。

繰り返す症状に気づく

めまいや耳鳴りは、ストレスや身体の疲れなどが原因で誰にでもみられる症状です。しかし、症状が繰り返している場合はメニエール病かもしれません。

メニエール病は早期に対策をすることで、悪化と再発を予防することができます。

すぐに症状がおさまるからといって放置するのではなく、メニエール病の原因と考えられているストレスのもとを見直して、食事や睡眠習慣を改善しましょう。

おもな治療法には何があるの?

薬物療法
メニエール病の薬物治療は主に症状の緩和や予防が目的で、根本的な治療は難しいといわれています。
一般的にはめまいや吐き気症状を引き起こしている要因を改善する成分を含んだお薬を使います。
急性期と慢性期では異なる目的の治療を行うことが多いようです。
急性期では症状の軽減を目的としたお薬を使用し、慢性期では原因となる内耳の異常の軽減を目的としたお薬を使用します。 薬物療法の詳細は?
手術
薬物療法などで症状が改善しない場合には、手術を行うことも検討されます。手術は大きく2つの方法があり、最も大きな違いは聴力を残すか残さないかという点にあります。
どちらも7割~9割程度の人にめまいの改善が見られますが、聴力を残す場合でも正常時より聴こえが悪くなる危険性のある手術です。その他にもいくつかの手術法がありますが、どれも何らかの後遺症が残るなどのリスクを伴う手術であることは否めません。 手術の詳細は?
栄養療法
メニエール病に見られるめまいなどの発作に効果的な栄養素を積極的に摂取することで、症状を軽くしたり予防することを目的とした治療法です。効果的とされる栄養素にはいろいろなものがあり、食物繊維やさまざまなビタミン類などが挙げられますが、最近の研究などから酵素が注目されています。
酵素に含まれている栄養素が持つ作用によって、めまいや耳鳴りをはじめとした女性に多くみられる不快な症状にも高い効果が期待できると言われています。 栄養療法の詳細は?
漢方薬
西洋医学と異なり、東洋医学では体に余分な水分や古い血液が貯まってしまうことがメニエール病の原因とされています。
西洋医学の補助薬として認められ実際の治療に使われることもある漢方薬の中から、特にメニエール病に効果が期待できるものを紹介しています。
漢方薬は種類によって働きや効果が少しずつ異なりますので、症状だけでなく生活習慣や体の状態など幅広い情報を基に、その人に合ったものが処方されます。 漢方薬の詳細は?

【免責事項】
サイトに書いている内容は私が独自に調べた情報をまとめたものです。メニエール病が疑われる人は、耳鼻科をはじめとする医療機関で診察を受けることを強くお勧めします。

自分の症状でわかる
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メニエール病の治療で
使われる薬の種類と効果
イソバイド(イソソルビド製剤)
メニレットゼリー
プレドニン錠
セファドール
ATP製剤
ストミンA
メリスロン錠
トリノシン顆粒
ナウゼリン
プリンペラン
トラベルミン
メイラックス
ジフェニドール「トーワ」
コンスタン
フロセミド
リンデロン
カルナクリン
ドラマミン
ダイアモックス
ソラナックス
リーゼ
コートリル
カリクレイン
メチコバール
デパス
サアミオン
セロクラール
ケタス
グランダキシン
ハイゼット
イソメニール
ドプス
ピーゼットシー
ピレチア
メイロン
メニエール病の治療で
使われる漢方
五苓散(ゴレイサン)
苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)
真武湯(シンブトウ)
加味逍遙散(カミショウヨウサン)
柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)
釣藤散(チョウトウサン)
当帰芍薬散料(トウキシャクヤクサンリョウ)
桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
女神散(ニョシンサン)
香蘇散(コウソサン)
麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)
桂枝芍薬知母湯(ケイシシャクヤクチモトウ)
柴朴湯(サイボクトウ)
通導散(ツウドウサン)
メニエール病の治療ができるめまい外来がある病院
もちづき耳鼻咽喉科
AIC八重洲クリニック
銀座内科・神経内科クリニック
東京ミッドタウンクリニック
東京頭痛クリニック
和心会クリニック
大橋病院
日本橋大河原クリニック
戸田ファミリア耳鼻咽喉科
札幌禎心会病院
慶友銀座クリニック
しのろ耳鼻咽喉科クリニック
東京脳神経センター
やべ耳鼻咽喉科 表参道
小林耳鼻咽喉科内科クリニック
いがらし耳鼻咽喉科・めまいクリニック
古河赤十字病院 耳鼻咽喉科の特徴
大柿耳鼻咽喉科医院
日本赤十字社秋田赤十字病院 耳鼻咽喉科めまいセンター
群馬大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
埼玉医科大学 耳鼻咽喉科
しばさき耳鼻咽喉科
目白大学耳科学研究所クリニック
耳鼻咽喉科 渡辺医院
桜耳鼻咽喉科めまいクリニック
東京慈恵会医科大学付属病院耳鼻咽喉科
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メニエール病を
治療するための手術
内耳破壊手術
内リンパ嚢開放術
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マグネシウム
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